余裕がないとき、つい家族や身近な人に当たってしまったり、
なんだか人に優しくできない自分に、罪悪感を感じることはありませんか?

「また当たってしまった、自分はダメな人間だ」

そんなふうに、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、人に優しくする余裕と、自分の心の余裕は、深くつながっているようです。

「自分への思いやり」が他者への余裕を生む

心理学では、「セルフコンパッション」、
つまり「自分への思いやり」という考え方が注目されています。

テキサス大学の研究によると、自分に対して思いやりをもてる人ほど、
他者にも思いやりをもちやすい傾向があることが示されています。

これは少し不思議に感じるかもしれません。

自分を大切にすることで、他者への余裕が生まれるの?と。

セルフコンパッションは「自分を甘やかすこと」とは違う

セルフコンパッションは「自分を甘やかすこと」とは少し違います。

失敗したり、うまくいかないとき、
自分を強く責めるのではなく、「大変だったね」「よくやってる」と、
親しい友人に声をかけるような気持ちで、自分に接してみること。

ネフの研究では、セルフコンパッションには3つの要素があるとされています。

自分への優しさ
失敗したとき、批判するのではなくあたたかく自分を受け止める。

共通の人間性
苦しいのは自分だけでなく、誰でも経験することだと知る。

マインドフルネス
感情を押し込めたり誇張したりせず、ありのままに気づく。

この3つがそろうことで、自分の心に少し余裕が生まれ、
他者への視野も広がりやすくなるとされています。

「人に優しくできない」と感じたとき

「また当たってしまった」「余裕がない自分はダメだ」と思ったとき、
まずその自分を責める前に、
「今日は大変だったな」と、ひとこと自分に声をかけてみてください。

人に優しくできない日があっても、
それはその日の自分が消耗していたサインかもしれません。

まず自分をいたわることが、周りへの余裕につながっていく。
そのつながりを、ぜひ、少し意識してみていただけたらと思います。

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