モヤモヤした気持ちが続くとき、
誰かに話したいけど、なんと言えばいいかわからない…

そんなことはありませんか?

実は、「書く」という行為が、
感情の整理にとても役立つことが、心理学の研究で示されています。

「書くこと」と心身の健康

テキサス大学の研究では、
ストレスを感じた出来事について、自分の気持ちや考えを書き出すことで、
心身の健康状態が改善される可能性があることが示されました。

これは「筆記開示法(エクスプレッシブ・ライティング)」と呼ばれる手法です。

1日15〜20分、数日間続けて、
自分のストレス体験について思うことを書き出す、というシンプルなものです。

書いた後の数ヶ月間、
体の不調で医療機関を受診する回数が減ったというデータも報告されており、
心だけでなく身体への影響も示唆されています。

なぜ書くと気持ちが整理されるの?

書くことで、なぜ気持ちが整理されやすくなるのでしょうか。

一つの理由として、感情を言葉にすることで、
ぼんやりとしていたものに「輪郭」が生まれる、ということが考えられています。

頭の中でぐるぐるしているとき、感情はまだ言葉になっていません。

それを書き出すことで、
「自分はこういうことが嫌だったんだ」「こう感じていたんだ」と、
自分の気持ちを客観的に眺めやすくなるんですね。

感情に名前がつくと、少し距離が生まれる。
その距離感が、心を楽にするきっかけになるのかもしれません。

上手に書かなくていい

筆記開示法の大切なポイントとして、
「正しく書こうとしない」ことが挙げられています。

文法も句読点も気にしない。 誰かに見せるわけでもない。
ただ、今感じていることを、そのままページに流し出す。

「うまく書けないな」と感じても、大丈夫。

書くうちに少しずつ、気持ちがほぐれていくことがあります。

今日からできる「書くケア」

日記でも、メモ帳でも、スマホのメモアプリでも。

「今日どんな気持ちがあったか」を、3〜5行書いてみるだけでもよさそうです。

うまく言葉にならなくても、書こうとする時間そのものが、
自分の気持ちと向き合うための、ちいさなケアになるかもしれません。

「書く」という習慣を、自分のためのやさしい時間にしてみませんか。

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