スマートフォンが当たり前になった現代、わたしたちは、いつでもどこでも、あらゆる情報に簡単にアクセスできるようになりました。とても便利な反面、気づかないうちに、必要のない情報にふれてしまっていることも多いのではないでしょうか。
特にSNSやニュースアプリなどを見ていると、事件や事故、ゴシップなど、ネガティブな情報が目に飛び込んできます。もちろん、必要な情報もありますが、実際には「知りたいと思っていない情報」と思いがけず出会ってしまうことも多いですよね。
情報の選び方で、心の穏やかさが変わる
日々の生活の中で、自分とは無関係なネガティブな話題に触れて、感情が乱れてしまう。それって、もったいないことだと思いませんか?
わたし自身、必要のない情報に感情を振り回されるのが苦手で、今はニュース系のアプリは一切使っていません。LINEのトップページに出てくるニュースも見ないようにしています。テレビもまったく見なくなりました。最初は少し不安もありましたが、慣れてしまうと「なくても困らない」ことに気づきました。
情報を受け取ることが習慣になっていると、見ないことに少し罪悪感を感じるかもしれません。でも、何も問題はありません。あなた自身の気持ちや時間は、あなたが守ってあげていいのです。
情報の海に飲み込まれないために
現代は「情報消費社会」ともいわれます。次から次へと流れてくる大量の情報。その中には、私たちの感情を揺さぶるように作られたものもあります。
だからこそ、自分がどんな情報と付き合っていくのか、あらためて見直してみることが大切です。
たとえば、
- ネガティブな話題が多いアカウントをフォローから外す
- SNSの通知をオフにする
- 朝起きてすぐにスマホを見ない
- 情報収集の時間を意識的に決める
こういった小さな工夫が、心の穏やかさを取り戻すきっかけになると思っています。
情報を丁寧に選び、丁寧に触れる
今の時代、情報とまったく無縁でいることは難しいですが、「自分にとって本当に必要な情報」を自分で選ぶ意識をもつだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。
感情をすり減らす情報には近づかず、自分にとって価値のある情報と、ていねいにつき合う。
それだけで、毎日の心の調子が少しずつ変わってくることを、ぜひ実感してみてください。
あなたの毎日が、もっとおだやかで、やさしいものになりますように。