理由はよく分からないのに、
「なんだか気分が重い…」というとき、ありませんか?
そんなとき、「元気を出さなければ」と頑張ろうとすると、
うまくいかなくて「できない…」「また落ち込む…」となって、
気づけば負のループに入ってしまうこともありますよね…。
だからこそ、まず確認してみていただきたいことがあります。
それは――「姿勢」です。
つらいときほど、姿勢は崩れやすい
気分がしんどいときって、
背中が丸まって、視線が下がって、呼吸も浅くなりがちです…。
これ、意志が弱いとかではなくて、自然な反応なんですよね。
心が沈むと、体もそれに合わせて「縮こまるモード」に入りやすい。
そして実は、ここがポイントで。
体の状態が、心に影響を返していることがあるんです。
「身体フィードバック」って何?
心理学では、姿勢・表情・呼吸などの体の状態が、
気分や感情に影響を及ぼすことが知られています。
これを 「身体フィードバック」 と呼びます。
つまり、
「心が落ちたから姿勢が崩れた」だけじゃなくて、
「姿勢が崩れていることで、心もじわっと重くなる」
…そんな双方向の関係にある、ということです。
心だけで気分が決まるのではなくて、
体の情報も、ゆっくり心を動かす…というわけですね。
まずは10秒:気分に働きかける“姿勢スイッチ”
ここからは、つらいときに試しやすい方法をご紹介します。
劇的に元気になる…というより、**「0が1になる」**のを目指す感じです。
ステップ1:背もたれに軽く寄りかかる
背中を少し預けるようなイメージで、
「自分を支える負担」をほんの少し減らします。
ステップ2:肩を上げて…ストンと落とす
いったん肩をすくめるように上げて、
そのあとストン。
こうすると、肩の力が抜けやすいです。
ステップ3:視線をほんの少しだけ上げる
大げさに前を向く必要はなくて、
「下を向きっぱなし」を解除する程度でOKです。
ステップ4:呼吸を整える(2〜3回)
鼻からゆっくり吸って、口から長めに吐く。
これを2〜3回だけやってみてください。
“こころの重さ”が少し軽くなることがある
いかがでしょうか?
いきなり元気になるような効果はなくても、
こころの重さが「0から1だけ軽くなる」ような感覚が出ることがあります。
この「1」って、小さいようで意外と大きいんですよね。
- 次の行動に移りやすくなる
- 立て直しのきっかけが作れる
- 「なにもできない…」のループを弱められる
つまり、気合で押し切るより、整えてから動けるようになることがある、ということです。
しんどい日は「気合」の前に「姿勢を10秒」
気分がすぐれないときは、まず「気合」ではなくて、
姿勢を10秒だけ整えることを、ぜひ試してみていただけたらと思います。
小さいけれど効くスイッチは、確かにあります。
こうした「心の戻し方」をいくつか持っておくと、
その日の自分と、うまく付き合える感覚に出会えるはずです。