疲れていたり、気力がなくて、
「今日はもう無理…」という日、ありますよね。

そういう日は、普段なら簡単にできることすら、なぜかとても重く感じます。

でも、ここで大事なのは——あなたの意志が弱いからじゃない、ということです。


「始める」だけで脳はエネルギーを使う

わたしたち人間は、
行動を「始める」ことにたくさんのエネルギーを使います。

心理学ではこれを**「行動始動のコスト」**と呼びます。

逆に言うと、しんどい日に動けないのは自然なんです。

“やる気がない”というより、
スタートのコストが高すぎる状態になっている、ということですね。


いったん始まると、意外と続く理由

面白いのはここからです。

脳には「変化を嫌う」性質があるので、いったん何かを始めると、
「今の行動を続けよう」とする力が働きやすくなります。

つまり——
最初の一歩さえ踏めれば、意外と続けられる、というわけです。


やる気がない日は「限界まで分解」が正解

そこでおすすめなのが、タスクを限界まで分解して最小化すること。

ポイントは、根性で頑張ることではなく、
“とりあえず始められるサイズ”に落とすことです。

たとえば、こんな感じです。

  • 「お皿を全部洗う」じゃなくて、1枚だけ洗う
  • 「洗濯する」じゃなくて、洗濯物を集めるだけ
  • 「仕事を進める」じゃなくて、1分だけ触る(時間を先に決める)

ポイントは「完了」を目指さないこと

やる気がない日に、いきなり大きいタスクを掲げると、
「無理だ…」「できない…」「自己嫌悪…」というように、負のループに入りやすいですよね。

だからこそ、タスクを最小化して——
“ゼロの日”を防ぐ、という発想が効いてきます。

完了じゃなくて、開始
達成じゃなくて、着手
ここがカギです。


小さな達成感が「自己効力感」を育てる

そして、ほんの少しでも手をつけられると、
「できた…!」という小さな達成感が生まれます。

この達成感を積み重ねていくことで、
自己効力感——「自分はやれそう」という感覚が育っていきます。

やる気がない日は気合いで乗り切るんじゃなくて、
最初の一歩を極限まで小さくするのが、科学的にも合理的なんです。


今日が「ゼロ」になりそうなときの合言葉

もし今、「今日は何もできてない…」と思っているなら、

  • 1分だけ
  • 1枚だけ
  • 1工程だけ

で大丈夫。

まずは“ゼロを防ぐ”ところから、始めてみませんか?

そうしているうちに、気づいたときには、
いろんなことができている自分に出会えるハズです。