「やろうと思ってたのに、今日もできなかった…。」
こんな日、ありませんか?

掃除、片づけ、運動、勉強。
やる気がないわけじゃないのに、なぜか体が動かない…。
きっと多くの人が、同じような経験をしていると思います。

そこで今回は、無理に「やる気」を出そうとするのではなく、
“行動の摩擦”を減らすという工夫についてお話します。


行動の「摩擦」とは?

ここでいう「摩擦」とは、
行動を始めるまでに発生する“小さな面倒”のことです。

たとえば家事でいうと…

  • ゴミ袋が収納の奥にしまってあって、取り出すために一度しゃがむ必要がある
  • 掃除機が押し入れの中で、コードが絡まっていて、出すだけでひと仕事
  • 掃除シートが引き出しの奥にあって、取り出すのが地味に面倒
  • 洗剤がシンク下の奥で、毎回手を伸ばして探すことになる

どれも「たったそれだけ?」と思うかもしれません。

でも実は、この“たったそれだけの面倒”が、
行動を先送りにする原因になってしまうことがあるんです。


人は「作業」より「準備」で心が折れやすい…

わたしたち人間は、行動そのものよりも、
始める前の準備に心を折られやすいんですよね…。

掃除って、始めてしまえば案外すぐ終わることも多い。
でも「出す・取り出す・準備する」が重いと、そこで止まってしまう。

つまり、さっと行動できないとき、
それは「怠け」ているからではなくて、摩擦によるブレーキがかかっているのかもしれません。


摩擦を減らすと、行動が楽になる

逆に言えば、摩擦を減らすと行動はかなりラクになります。

たとえば、こんな感じです。

  • 新しいゴミ袋をゴミ箱の中に入れておく(交換の“次の一手”がゼロになる)
  • 掃除シートを引き出しではなく棚の手前に置く(視界に入る&手が伸びる)
  • 洗剤をシンク下の奥ではなく手前に移す(探さない・かがまない)

これだけで、「よし、やるか」がグッと現実的になります。
気合が増えるわけじゃないのに、自然に動ける…不思議ですよね。


大事なのは、意志じゃなくて「配置」を変えること

ここで大切なのは、
気合ではなく“配置”を変えるだけということ。

意志の強さで頑張ろうとすると、どうしても疲れます。
それよりも、頑張らなくても動ける仕組みを作るほうが、こころも行動も楽になります。

「やる気が出たらやる」ではなく、
「やりやすい状態にしておく」へ。

この発想に切り替えるだけで、日常はかなり変わってきます。


まずは1箇所だけ、摩擦を削る配置替えをしてみよう

いきなり全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは1箇所だけ、「取り出す手間」を削る配置替えをしてみませんか?

おすすめは、掃除頻度が高い場所です。

  • ゴミ袋まわり
  • 掃除道具(シート・コロコロ・スプレーなど)
  • 洗面台のまわり
  • キッチンのシンク周辺

ポイントはシンプルで、
「使う場所の近くに」「手前に」「取り出しやすさを重視」する

“しまう努力”より、“すぐ使える状態”を優先してみると、行動が勝手にラクになります。


自然に動けると、心も少し楽になる

気合で行動するよりも、
面倒を減らして自然に行動できるようにすると、
心も少し楽になるはずです。

ぜひ、まずは1箇所だけ。
「取り出す手間」を減らしてみてください。