今回は“お金の基本編”として、そもそも 「お金って何?」 を整理してみます。

いきなりですが、質問です。

みなさんは、お金持ちになりたいですか?
もし「なりたい」としたら、なぜお金持ちになりたいと思いますか?

……どうでしょう。ぱっと浮かぶのは、
「幸せになりたいから」という理由かもしれません。

そうですよね。わたしも、幸せになりたいです。


お金が増えれば増えるほど、幸せになれるのか?

「お金がたくさんあれば、ものすごく幸せになれるか」というと、
必ずしもそうじゃないんですよね…。

有名な研究として、たとえば2010年の研究では、
年収が一定水準(当時およそ7.5万ドル)を超えると、日々の感情的な幸福は伸びにくい
という結果が報告されています。

一方で、その後の研究では、
多くの人は収入が増えるほど幸福度も上がる傾向がある一方、
もともとつらさが強い層では、ある水準で伸びが鈍る可能性も示されています。

つまり何が言いたいかというと、

  • 「○○円を超えたら幸福は頭打ち!」と単純には言い切れない
  • でも同時に、「お金さえあれば無条件に幸せ!」とも言い切れない

…ということなんです。

冷静に考えると、お金があまりなくても幸せそうな人はいますし、
お金が余るほどあっても苦しそうな人もいますよね。

なぜかというと、みなさんも感じている通り、
幸せは“お金だけ”で決まるものではないからです。


お金は幸せそのものではなく「選択肢を増やす道具」

ここで、わたしの考え方をお伝えします。
(もちろん他の捉え方もあっていい前提で…)

わたしは、お金を 「幸せそのもの」ではなく、人生の選択肢を増やすための道具 として捉えています。

たとえば、

  • 行きたい場所に行ける
  • 学び直しができる
  • 休む(働き方を調整する)ことができる
  • 大切な人を助けることができる
  • 引っ越す・環境を変えることができる

など、お金があると、こうした「選べる幅」を作れます。
そして、選択肢が増える=安心感が増える という側面があります。


「大金持ちにならなくていい」と気づいた

お金を“道具”として捉えると、見えてくることがあります。

それは、必ずしも
「大金持ちになる必要はない」 ということです。

大事なのは、金額の多さそのものよりも、

  • これから自分はどう生きていきたいか
  • 未来の自分や家族のために、どんな選択肢を用意したいか

ここが定まること。

これが定まれば、
「自分に必要な道具の量」=「自分に必要なお金の額」
が見えやすくなります。


必要以上に稼ぐために、体を壊す働き方はしなくていい…かも

もちろん、お金は多いほどできることは増えます。
あって困るものではありません。

でも、必要以上のお金を稼ぐために、

  • 無理をして睡眠を削る
  • 体調を崩す
  • 人間関係が壊れる
  • “回復する時間”がなくなる

…みたいな働き方になるのは、ちょっと本末転倒ですよね…。

これでは、道具のために大切な人生が削られることになってしまいます。


「なんとなく貯めなきゃ」では人は動けない

貯蓄をしていくうえで、
「何のために貯めるのか」 を明確にするのは本当に大切です。

「なんとなくお金を貯めなくちゃ」だと、
人間の行動って、なかなか続きません。

脳は“意味がわからない努力”が苦手なので…
気合で始めても、疲れた日に崩れやすいんですよね。

逆に、

  • 何のために
  • いつまでに
  • いくら必要で

が決まると、貯蓄は「根性」ではなく「設計」になります。


あなたにとって、お金とは何でしょうか?

みなさんにとって、お金とは何でしょうか。
そして、あなたは何のためにお金を貯めたいのでしょうか。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。
まずは一度、じっくり考えてみていただけたらと思います。

その答えが見えてくると、「必要なお金」と「不要な無理」が切り分けられて、
お金との付き合い方が、少しラクになるはずです。