みなさんは、お茶をどんなふうに楽しんでいますか?
忙しい日々の中で、無意識に手に取っているその一杯に、少しだけ意識を向けてみませんか。

今回は、お茶と丁寧に向き合う時間を通して、心を整えるというプチ習慣についてご紹介します。


心にゆとりがないときこそ、お茶の時間を

私は、心に余裕がなくなったとき、少しだけ立ち止まって、お茶を丁寧に淹れるようにしています。

緑茶でも紅茶でも、コーヒーでもハーブティーでもかまいません。
そのときの気分に合った「好きなお茶」を選ぶことが大切です。

もし余裕があれば、少し良い茶葉やコーヒー豆を用意してみてください。
ほんの少しの「特別感」が、気持ちを前向きにしてくれます。


お茶を「丁寧に淹れる」ことに集中してみる

お茶の時間は、なにかの“ついで”ではなく、お茶のための時間として、しっかりと向き合うことがポイントです。

茶葉のゆらめき
湯気とともに広がっていく香り
ゆっくりと色づいていくお湯

そうした一つひとつに目を向けてみてください。
普段は通り過ぎてしまうような、小さな変化を感じ取ることで、自然と心が今この瞬間に戻ってきます。


味わうことにも、意識を向けてみる

お茶が淹れ終わったら、ゆっくりと味わいましょう。

香り、色合い、口の中に広がる甘みや苦み。
一口ひとくち、静かにお茶と向き合ってみてください。

このように五感を使ってお茶を楽しむ時間は、お茶を使った「瞑想」ともいえます。

瞑想というと難しく感じるかもしれませんが、
「呼吸」ではなく「お茶」に集中することで、自然と今に意識を向けることができます。


何気ない日常に、やさしい変化を

毎日の生活の中で、私たちは何気なくお茶を飲んでいます。
だからこそ、「あえて意識的にお茶を飲む時間」を持つことで、自分自身や日常の行動に丁寧さが生まれてきます。

お茶を通じて、自分と向き合う時間ができると、
心に少しゆとりが生まれ、生活そのものを整えるきっかけになることもあるのです。


まとめ|お茶とともに、心と暮らしをととのえる

お茶は、特別なものでなくてもかまいません。
身近な存在だからこそ、丁寧に淹れて、丁寧に味わう時間をつくってみてください。

仕事や家事に追われて疲れを感じたとき。
心にゆとりがなくなったとき。

そんなときこそ、一杯のお茶と向き合う時間を、大切にしてみてはいかがでしょうか。