今の時代、動画やスマホを見ながら食事をしている方って、とても多いですよね。
わたしも夜はアニメを見ながら食事をすることがよくあります。
でも…あまりに夢中になりすぎると、気づいたらお皿が空に。
食べたはずなのに「食べた気がしない」。
そして食後に「まだ何か欲しい」と感じてしまうことがあるんです。
みなさんも、似た経験ありませんか?
ながら食べとは?
ここでいう「ながら食べ」は、
スマホ・動画・SNS・仕事など、食事以外のことをしながら食べることを指します。
ポイントは、「食べる行為」そのものよりも、
注意(集中)が食事から離れている状態になっているところです。
なぜ満腹感が遅れるの?
「お腹がいっぱい」という感覚は、
胃が膨らむ“物理的な刺激”だけで決まるわけではないんですね…。
- 味
- 香り
- 食感
- 咀嚼(よく噛む)
- 「今、食べている」という認識
- 血糖値やホルモンなど体内情報
こうしたいろいろな情報が脳で統合されて、わたしたちは「満腹」を感じます。
注意資源:脳には“同時に向けられる注意”に限りがある
わたしたち人間の注意資源(ざっくり言うと“集中の容量”)には限りがあります。
食事中にスマホや動画に注意を取られすぎると、
食事に割り当てられる注意資源が少なくなってしまうんですね…。
その結果、
- 食事の味や香りの情報が入りにくい
- 「今食べてる」という実感が弱い
- 満腹のサインを拾いにくい
…という流れになって、満腹感を感じるタイミングが遅れやすくなります。
よくある負のループ
ながら食べが続くと、こんなループに入りやすいです。
- 食べる(でも実感が薄い…)
- まだ足りない気がする
- つい追加で食べる
- 食後に罪悪感…
- でも次の食事もスマホが手放せない…
ありますよね…。自然な流れでもあります。
というのも、スマホや動画って「注意を奪う刺激」なので、脳が引っ張られてしまいやすいんです。
今日からできる3つの工夫
「やめなきゃ」と気合で止めるのは難しいので、**“減らす・小さく変える”**がおすすめです。
① “ながら作業の数”を減らす
動画を見ながら、さらにスマホも確認…みたいに、
食事中に複数の刺激があるなら、まずは数を1つ減らすのが現実的です。
- 動画は見るけど、スマホは触らない
- スマホを見るなら、動画は止める
注意を向ける刺激を減らすだけで、自然と食事にも注意が向きやすくなります。
② 「一口目だけ」味わう(10秒でOK)
ぜひ試していただきたいのは、**一口目だけ“味わう”**ことです。
実は、一口目の情報って、食事の満足感にかなり影響します。
香り、食感、温度、味の濃淡…。
10秒だけでいいので意識してみてください。
「全部味わって食べなきゃ」はハードルが高いので、まず“一口目だけ”。
ここがポイントです。
③ 早食い対策:「時々、箸を置く」
ちなみに、早食いも満腹感が追いつきにくくなる要因として知られています。
満腹中枢が働くまでには少し時間がかかるので、食べるスピードが速いと追い越しやすいんですね。
おすすめはシンプルで、
**意識的に“時々、箸を置く”**こと。
- 3口ごとに一度置く
- 飲み物を一口はさむ
- 口の中が空になってから次を取る
こういう小さな工夫で「ゆっくり食べる」が自然と身につきやすくなります。
まとめ:満腹感は「胃」だけじゃなく「注意」でも変わる
ながら食べは、満腹感を遅らせやすく、
「食べたのに満足できない」「まだ欲しい」につながりやすい、ということでした。
全部を完璧に変えなくても大丈夫。
まずは、
- ながら作業を1つ減らす
- 一口目だけ10秒味わう
- 時々、箸を置く
このどれか1つから、始めてみてみませんか?
「食べたのに満足できない」が、少し変わるかもしれません。